【公開終了しました】大麻博物館 in 伊勢・麻福

公開終了いたしました。多数の方々にお越しいただき、ありがとうございました。なお次回企画展を検討中です。


「え、大麻」と驚かれるかもしれません。

現在では、「違法な薬物」というイメージの強い大麻ですが、縄文時代からほんの6~70年ほど前まで、大麻は様々な形で日本人の営みを支え続けてきた「農作物」でした。

2001年より栃木県の那須で、大麻という農作物に関する展示・情報発信を続ける大麻博物館、昨年より伊勢の地で、ご神事用の大麻の栽培をスタートさせた伊勢麻振興協会ほかの協力により、この特別企画展は開催されます。

大正時代に建てられた趣ある空間の中、誤解や偏見が先行する「大麻という農作物」を再発見して頂けると幸いです。

【開催概要】

  • 入場無料
  • 定休日:水曜日 ※臨時休業あり
  • 営業時間:平日11:00~16:00/土日祝 11:00~17:00
  • 場所:三重県伊勢市本町12-13 伊勢麻福本店2F [→詳細ページ]
  • 連絡先:mail@asafuku.jp/0596-64-8111(電話)
  • 主催:麻福/展示協力:大麻博物館、伊勢麻振興協会 ほか


Hemp Today Japan さんが詳細記事にしていただました。併せて、ご覧ください。
https://hemptoday-japan.net/5854/


【プレスリリース】

「農作物としての大麻」をテーマにした特別企画展「大麻博物館 in 伊勢・麻福」を開催

日本で麻(ヘンプ・大麻)を用いた日用品の製造販売を行う麻福株式会社(代表:北村隆匡、所在地:三重県伊勢市本町12-13)は、日本における大麻の伝統歴史に関わる特別企画展「大麻博物館 in 伊勢・麻福」を、10月18日(金)より本社2階にて開催いたします。

現在では「違法な薬物」というイメージの強い大麻ですが、縄文時代から約70年ほど前まで、大麻は様々な形で日本人の営みを支え続けてきた「農作物」でした。

本企画にあたっては、以下2組織の展示協力を得て開催いたします。

<大麻博物館(栃木県那須郡那須町高久乙1-5、代表:高安淳一)>
国内における一大大麻栽培地である栃木県で、農作物としての大麻の情報収集と展示、情報発信を続ける日本唯一ともいえる組織です。

<(社)伊勢麻振興協会(代表:学校法人皇學館理事長 佐古一洌)>
2018年より、三重県で戦後初となる大麻取扱者免許を取得し、ご神事用の大麻栽培を伊勢の地でスタートさせています。栽培に至るまでの沿革、また、2年目となる本年の成果等についても展示いただきます。

なお、当社1Fには直営店舗を有しています。現代的な大麻製品も目に触れていただきながら、大麻が有する農作物としての観点、そして、持続可能な社会実現への一助となりえる大麻の可能性を見出して頂けると幸いです。

【大麻博物館 in 伊勢・麻福】   
会期:10月18日(金)~令和二年1月末
住所:三重県伊勢市本町12-13 伊勢麻福本店2F

*入場無料/水曜日定休/平日 11~16時、土日祝11~17時開館

大麻という「農作物」

近年、世界各地で大麻が見直され、医療大麻/マリファナ合法化/産業利用といった動きは「グリーンラッシュ」とも呼ばれる大きな流れとなっています。しかし、日本人にとって大麻とは、米より早くから栽培し、日本人が育んできた文化と切っても切り離せないもので実生活でも欠かすことができないものでした。社会変化と共に栽培農家は激減し、昭和29年(1954年)には全国 で37,000 軒を数えた大麻栽培農家も、今や30 数軒を数えるのみとなり、日本の麻文化は存続の危機に直面しています。

なぜ伊勢なのか?

広辞苑(第七版、2018年)で「大麻」を調べると、一つ目の定義は「伊勢神宮および諸社から授与するお札」となっています。伊勢神宮が頒布するお札を「神宮大麻」と言い、毎年800万体以上が各家庭や職場などに飾られます。毎年春・秋に伊勢神宮で開催される神御衣祭(かんみそさい)では、神麻続機殿神社で奉職される荒妙(あらたえ)と呼ばれる大麻の反物が神御衣(=神の衣)として天照大御神に供進されます。神宮の鎮座する伊勢の地で、大麻栽培、精麻生産を守っていくという(社)伊勢麻振興協会の取組は、地元のみならず、全国の神社、伝統産業の関係者から強い関心と期待を集めています。

多様な展示とイベント

農作物としての大麻を「農業」「伝統文化」「食」「神道」といった11テーマに分け資料や実物の展示を行うほか、映像、ワークショップや伊勢の関連施設をめぐるツアーといった様々なイベントを企画。また開催記念グッズとして「麻の葉手ぬぐい 北斎」などの販売を行います。その他、私どもの商品を含めた日本/世界各地で展開される大麻(ヘンプ)製品をご実感いただき、多方面から大麻を見直す場を目指します。

■本件に関するお問い合わせ先(お気軽にお問い合わせください。)
麻福株式会社 代表取締役 北村 隆匡
0596-64-8111、mail@asafuku.jp